クライアントの課題・ニーズ
JETRO(日本貿易振興機構)の労働組合は、コロナウイルスの影響でテレワークが普及し、従来の紙ベースの機関紙の配布が困難になりました。これに対応するため、我々は2つの主要プロジェクトを通じて、組織やチームの結束を強化する新しいアプローチを提案しました。
プロジェクト1: 機関紙のデジタル化とデザインの更新
クライアントの課題
テレワークの普及により、物理的な機関紙の配布が不可能になりました。若い組合員が組合の活動にもっと関心を持つよう、新しい形式での情報提供が求められていました。
解決方法
デザインの刷新: ラップトップでの読みやすさを考慮し、楽しいビジュアルを取り入れたPDF版機関紙をデザインしました。情報量を適切に調整し、読み物としての魅力を向上させています。
フォーマットの標準化: 安心感を与えるために、毎年少しずつフォーマットを更新しつつ、一貫したデザインを確立しました。
編集サポート: 広報誌の企画や編集が初めての担当委員向けに、レクチャーとサポートを提供しました。
プロジェクト2: 貯蓄や財産運用情報のビジュアル重視の提供
クライアントの課題
貯蓄や財産運用ノウハウを組合員向けにセミナーや紹介をしている部署では、これまでの活動をテキストとしてまとめようとしていましたが、金融情報の堅苦しい表現が多く、初心者にとっては理解しにくい内容でした。 よりアクセスしやすく、興味を持ってもらえるデザインが必要でした。
解決方法
デジタルブックの開発: ラップトップ閲覧に最適化したPDF形式で、ビジュアルを重視したデザインを採用しました。カラーリングやレイアウトを工夫し、情報がより読みやすくなるようにしました。
ビジュアル表現の強化: 投資初心者でも理解しやすいように、グラフやイラストを用いて情報を視覚的に表現しました。
成果
両プロジェクトともに、組合員からの反応は非常にポジティブでした。
社内報のリニューアルにより、読者数が大幅に増加。社内報は組織内でのコミュニケーションやチームの結束を強化する重要なツールとして、その価値を改めて証明。
これらの取り組みにより、組合員が組合活動や財産運用に対してより関心を持ち、積極的に参加するきっかけの一端を担うことに成功しました。
2020年8月 – 2023年7月
企画 / アートディレクション / コピーライティング / 編集 / エディトリアルデザイン
担当: OSAKO Jin / HASHIMOTO Ayako / KINASE Tomomi