こちらの記事では、株式会社Hackusha が公開しているポッドキャスト番組「ハクシャヲカケルラジオ」から要約した内容をチラリと公開しています。
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エピソードテーマ:
「世界で一番楽しいITの話」
エピソード3サブテーマ: プログラミング的思考を学ぶ
本編概要
「世界で一番楽しいITの話」エピソード3話目は、人間に例えると、融通がきかなくて常識の通じないコンピュータとどうやってコミュニケーションを取るべきなのか?どうすれば意思疎通できるのか?MCのまみさんはじめ、苦手意識を持つ人も多いプログラミングについて、映画のマトリックスだったり、カレー作りやじゃんけんゲームをプログラムする場合をシミュレーションして、プログラミング的思考を学んでみました。
プログラミング的思考とは
プログラミング的思考とは、プログラムを書く際の考え方や、コンピュータとのコミュニケーション方法を指します。
デジタルに慣れるためには、この考え方が非常に重要です。
プログラミング的思考を身につけることで、ビジネスにおけるデジタル技術の活用方法を理解しやすくなります。
例えば、コンピュータは非常に融通が利かず、全てをロジカルに説明しなければなりません。
これを人間と同じように直感で理解させることはできないため、具体的で論理的な指示が必要です。
カレー作りをプログラムする
知っている人も多い、カレー作りの手順をプログラミングしてみます。
例えば、「玉ねぎがしんなりするまで炒める」という指示をコンピュータに伝えるには、具体的な時間や温度など、詳細な情報が必要です。
また、「一口大に切る」という表現も、コンピュータには理解できません。
これを正確に指示するには、具体的なサイズを指定する必要があります。
じゃんけんゲームのプログラム
シーケンシャルなプログラムであったカレー調理の次は、条件分岐やループ処理という概念を知るために、じゃんけんゲームをプログラムする場合の手順を体験してみます。
じゃんけんの勝敗を決めるには、出した手と相手の手を比較し、その結果を基に勝ち負けを判断する必要があります。
そもそも、じゃんけんのルールが機械にはわからない。これもすべての条件を細かく設定しなければなりません。
プログラミング的思考の重要性
プログラミング的思考は、最近では小学校での学習もスタートし、DXやAIの活用といったシーンはもちろん、現代社会において非常に重要なスキルとなりました。
これを身につけることで、自身がプログラムを書かなくても、コンピュータと効果的にコミュニケーションを取ることができます。
例えば、ビジネスにおいて複雑な問題に直面したとき、プログラミング的思考を活用して問題を細分化し、解決策を見つけることができます。
また、デジタルツールを効果的に活用することで、業務効率を大幅に向上させることができます。
まとめ
今回のエピソードでは、プログラミング的思考について基礎的な入門編としてご紹介させてもらいました。
プログラミングは現代の魔法であり、正しい指示と条件分岐を理解することで、コンピュータを思い通りに動かすことができます。(気分は映画マトリックスの登場人物!)
これを学ぶことで、ビジネスや日常生活においても役立つスキルが身につき、いつかコンピュータと ともだち になれるかもしれません(笑)
次回のエピソードでは、「世界一流エンジニアの思考法」という書籍から学ぶハッカーの思考法について話します。お楽しみに!
参考文献
※順不同
- インターネット的 / 糸井重里 著 / PHP文庫 / 2001年
- DX失敗学 / 佐伯 徹 / 日経BP / 2023年
- イラストで学ぶコンピュータの歴史 / レイチェルイグノスキー 著 / 杉本舞 訳 / 創元社 / 2023年
- 教養としてのプログラミング的思考 今こそ必要な「問題を論理的に解く」技術 / 草野俊彦 著 / SBクリエイティブ株式会社 / 2018年
- 生成AIで世界はこう変わる / 今井 翔太 著 / SBクリエイティブ株式会社 /2024年
- デジタル人材がいない中小企業のためのDX入門 / 長尾 一洋 (著) / KADOKAWA / 2022年
- 超DX仕事術 / 相馬正信 著 / サンマーク出版 / 2022年
- 仕事のムダをゼロにする 超効率DXのコツ全部教えます / 内田 光治 (著) / アスコム / 2021年
- 世界一流エンジニアの思考法 / 牛尾剛 著 / 文藝春秋 / 2023年