こちらの記事では、株式会社Hackusha が公開しているポッドキャスト番組「ハクシャヲカケルラジオ」から要約した内容をチラリと公開しています。
トークの内容で興味のある箇所があればこちらの資料も補足としてご覧ください。
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エピソードテーマ:
「世界で一番楽しいITの話」
エピソード4サブテーマ: 世界一流エンジニアの思考法から得られる気づき
本編概要
「世界で一番楽しいITの話」エピソード4話目は、「世界で一番楽しいITの話」エピソード4話目は、牛尾剛氏の書籍「世界一流エンジニアの思考法 」の内容をベースに、IT業界の一流と呼ばれるエンジニアやプログラマーたちがどのような思考様式を持っていたり、働き方をしているのかをご紹介しながら、IT業界ならではの文化や考え方に触れていこうという回です。
一流エンジニアの思考法
まず、牛尾氏が強調するのは「試行錯誤は悪ではない」ということです。何か問題に直面した時、まずは仮説を立て、問題の構造や背景を理解することが重要です。これにより、無駄な作業を減らし、より効率的に問題を解決できます。
次に、「BE LAZY. 怠惰であれ」という教えがあります。これは、最も価値のある20%の仕事に集中し、それによって成果の80%を生み出すというパレートの法則に基づいた考え方です。重要な仕事にフォーカスすることで、全体の生産性を高めることができます。
フェイルファーストの重要性
「早く失敗し、すぐに修正する」というフェイルファーストの考え方も紹介されます。失敗を恐れずに挑戦し、そのフィードバックを素早く取り入れて改善していく姿勢が、成長と成功の鍵です。ただし、無計画な試行錯誤は避け、考えた上で行動することが大切です。
ハッカーの真の姿
ハッカーという言葉には悪いイメージが付きまといますが、本来のハッカーはコンピュータに精通し、システムの脆弱性を見つけて改善する専門家です。彼らの目指すところは、効率を追求し、再利用可能なプログラムを作成することです。既存の資源を最大限に活用し、新しい価値を生み出すことが求められます。
コミュニケーションとディスカッションの大切さ
エンジニアリングの現場では、ディスカッションとオープンなコミュニケーションが重要です。異なる意見を持ち寄り、建設的な議論を通じてより良いアイデアを生み出すことが求められます。これにより、チーム全体の知識が深化し、より創造的な解決策が見つかるのです。
サーバントリーダーシップと自己組織化チーム
最後に、サーバントリーダーシップと自己組織化チームの概念について触れます。リーダーはビジョンとゴールを示し、チームメンバーが自主的に行動計画を立て、実行するスタイルが推奨されます。これにより、メンバーが自ら考え行動する力を養い、より有機的で柔軟なチーム運営が可能になります。
まとめ
今回のエピソードでは、世界一流エンジニアの思考法を通じて、IT業界のエンジニアリングの深い世界を探りました。彼らの合理的で効率的な考え方、失敗を恐れない姿勢、そしてオープンなコミュニケーションの重要性は、すべてのビジネスパーソンにとって学びとなるでしょう。
次回のエピソードでは、DXの成功事例と失敗事例を紹介しますので、どうぞお楽しみに!
参考文献
※順不同
- インターネット的 / 糸井重里 著 / PHP文庫 / 2001年
- DX失敗学 / 佐伯 徹 / 日経BP / 2023年
- イラストで学ぶコンピュータの歴史 / レイチェルイグノスキー 著 / 杉本舞 訳 / 創元社 / 2023年
- 教養としてのプログラミング的思考 今こそ必要な「問題を論理的に解く」技術 / 草野俊彦 著 / SBクリエイティブ株式会社 / 2018年
- 生成AIで世界はこう変わる / 今井 翔太 著 / SBクリエイティブ株式会社 /2024年
- デジタル人材がいない中小企業のためのDX入門 / 長尾 一洋 (著) / KADOKAWA / 2022年
- 超DX仕事術 / 相馬正信 著 / サンマーク出版 / 2022年
- 仕事のムダをゼロにする 超効率DXのコツ全部教えます / 内田 光治 (著) / アスコム / 2021年
- 世界一流エンジニアの思考法 / 牛尾剛 著 / 文藝春秋 / 2023年